生産者紹介

紀州の農業を支えていただいている生産者の皆さまをご紹介いたします。

【スターチス】名田町 田中 正俊(たなか まさとし)さん

  • 田中正俊さん
  • 田中正俊さんスターチス

「新たな取組みで消費拡大を目指す!」
スターチス1ha、いちご40a、カスミソウ、ミニトマト等を栽培しています。就農前は東京の株式会社大田花きに2 年半勤め、その時学んだことは現在の経営にも生かされています。

こだわり

市場と生産者 両方の視点から

 栽培面積が多いため、早生から晩生まで、収量が一時期に偏らないことや、花の色バランスを考えて栽培しています。正俊さんの圃場では、管内の生産者達で作った特産品種"紀州パープル"などの紫色を中心に、ブルー、ピンク、黄、オレンジ色を作っています。品種は市場評価の高いものや、生産の回転が速いものを選び、効率よく栽培するようにしているとのことです。市場で働いていた経験から、相手のニーズを聞くことが大切と感じたという正俊さん。高品質なものを作ることはもちろん、色や丈等にもこだわっています。

 また栽培管理では、連作障害を防ぐため、圃場の太陽熱消毒を行い、土壌消毒剤を使用して土壌成分の管理を徹底しています。長期間の栽培では灰色かび病等が発生しやすいため、丁寧な防除を心掛けています。

 

スターチスの消費拡大を目指す

 正俊さんは、青年部活動にも積極的に参加しています。部員30人で結成している「フラワーボーイズ」は、母の日に花を持ってお墓参りをする「母の日参り」をすすめています。

 また、スターチスを仏花以外の用途に使用することも提案しています。ドライフラワーにしてもほとんど色あせず、長期間の鑑賞が可能なので普段から部屋に飾ったり、花言葉「変わらぬ心」にかけて結婚式等の活用もすすめているそうです。デイリーユースしていただける花として、"いつでもきれい、いつまでもきれい"をアピールしていきたいと語ってくれました。

 

部会一丸となって!

 中央販売課スターチス部会は会員数約130人、そのうちの3~4割は40才代までの若手生産者です。「若手の元気な力に、ベテラン生産者の経験と知恵が合わさってバランスのとれた部会。会員の意見を取り入れながら、まとまりのある強い部会にしていきたい」と力強く話してくれました。

                                     (2014年11月)

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