生産者紹介

紀州の農業を支えていただいている生産者の皆さまをご紹介いたします。

【千両】日高川町 桒 博則(くわ ひろのり)さん/玲子(れいこ)さん

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「夫婦ふたり、二人三脚の栽培。
熱い想いで、高品質な千両作りを目指す!」
千両の栽培を始めて6 年目。面積は現在10 a、その他に自然薯を栽培しています。

こだわり

熱い想いで作る千両

 千両栽培のきっかけは、玲子さんの熱い想いがあってのことでした。玲子さんの実家で千両を作っていたとのことで、子供の頃から手伝いをして、千両にはとても馴染みがあったそうです。玲子さんの実父からも作ってみないかと声をかけられていましたが、なかなかできず、土地があるのに何もせず放っておくのはもったいなく思っていました。

 そして、2人で営んでいる家電屋の仕事が落ち着いてきた頃、「作ってみよう」と決心しました。玲子さんの「千両を作りたい」という長年の願いが叶ったとのことです。

 初めは、近所のベテラン生産者に指導してもらいながら栽培しました。今でも、年に何度か話を聞いて、栽培のお手本にしているそうです。

 

大水害を乗り越えて

 平成23年の紀伊半島大水害で、千両は壊滅状態になってしまい、栽培施設だけが残されました。しかし同地区の千両生産者が諦めずに奮闘する姿に鼓舞され、特用林産物生産復旧支援事業で施設を増設し、栽培を再開しました。

 

千両の栽培管理

 千両は夏場の温度管理が重要になると言います。真夏、施設内は40℃以上にもなるため、風通しを良くして施設内温度を調整します。暑さは実落ちの原因になり、実が落ちると商品価値が下がってしまいます。そこで昨年、施設にスプリンクラーを設置しました。施設内の温度を下げることができ、また作業の省力化にも繋がったとのことです。さらに、土壌成分の管理を徹底しています。土によって作物の出来が変わるので、葉の色や実付きが良くなるよう、山土を入れるなどして、山の環境と近い土壌作りに取り組んでいます。

 今年は「初鎌(はつがま)」(植え付けて3年目で初収穫する千両の呼名)で、出荷に胸を躍らせています。実が落ちないよう、選別・出荷作業の際には丁寧に扱うことを心掛けるとのことです。

 

高品質な千両作りを目指して

 背丈があり実のよく付いた、品質の良いものを作ることを目指し、協力し合いながら栽培しているお2人。良い千両ができたときの喜びはひとしおです。しかし博則さんは「もっと素晴らしい品質の千両を作っている方々がいて“どうしたらあのように作れるのだろう”と、自分ももっと頑張りたいと思う。千両の栽培は楽しい」と話し、向上心はとどまるところを知りません。現在家電屋を営んでいますが、今後は千両栽培を中心に切り替え、最終的には生産量が今の2.5倍になることを目指しています。また自然薯の栽培面積も増やしたいと考えているそうです。

 最後に、「千両は、葉の緑色と実の赤色が鮮やかで、見ていると晴れ晴れとした気持ちになる。自分も消費者も心から笑顔になれるような千両作りに努めたい」と笑顔で話してくれました。

                                    (2015年1月)



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