効率的な栽培に取り組む

　政志さんは、小玉スイカのほか、スターチス、デルフィニウムなど花き類を栽培しています。スターチスの後作に小玉スイカを植えますが、時間と労力の省力化を図るため工夫を施しています。また、収穫量を増やすための栽培方法にも取り組んでいます。

　今年の初収穫は６月９日、約３００玉の小玉スイカを出荷しました。それ以後さらに収穫量が増え、７月中旬頃まで出荷作業に追われます。

　小玉スイカの栽培管理で、最も気を付けているのは潅水作業です。水をやりすぎると果実が割れてしまい、抑えすぎると草勢が弱くなってしまうので加減が難しいそうです。栽培については両親から教わっていますが、最近は勉強のためにＪＡの栽培講習会にも積極的に参加しています。「これからもっと知識と経験を深めて、自分独自の栽培にチャレンジしたい」と意欲的な政志さんです。

かけがえのない瞬間

　政志さんがやりがいを感じる瞬間は、丁寧に手入れを行い、立派に実った小玉スイカを収穫し、出荷するときだそうです。また、「今年の小玉スイカも甘くできました。息子や知り合いが“おいしい”と言って食べてくれるのが、本当にうれしいです」と笑顔で話します。

同じく農業に取り組む若手生産者へ

　「新しいことにどんどん挑戦しましょう。若い力で農業を盛り上げて、チャレンジ精神をもって色んなことに取り組んでいきましょう」と話してくれました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２０１４年７月）