生産者紹介

紀州の農業を支えていただいている生産者の皆さまをご紹介いたします。

【ブロッコリー】日高町 上田 明広(うえだ あきひろ)さん

  • 農語り 上田明広さん
  • 農語り 上田明広さん・ブロッコリー

「自分が選んだ農業の道。 信念を持って進み続ける!」
就農して4年。ブロッコリー50a、キャベツ10a、青ネギ10a、トマト5aなどの野菜類、水稲80aを栽培しています。

こだわり

失敗を乗り越えて… 自分にとって最適と感じたブロッコリー作り

 就農して1年目の冬、明広さんはブロッコリーの栽培に挑戦しました。親が作っていたのも栽培を始めるきっかけになったと言います。しかし定植時期に雨が続き、圃場の耕うんや定植のタイミングがなかなか掴めなかったことに加え、苗を手植えしたことが起因してか、定植して1週間で、苗が全て枯れてしまったそうです。当時を振り返り、就農してすぐの頃は『自分が農業をしている』という意識や、自覚が足りなかったのだと話します。

 ブロッコリー栽培2年目。JAで定植機を借りられることを知り、機械で苗を定植しました。前年の反省点を改善して生育は順調に進み、立派なブロッコリーを収穫することができました。この時、「ブロッコリー作りは自分に合っている」と強く感じたそうです。

 3年目には、今後も長く栽培を続けていくことを考え、定植機を購入。収穫量も大幅にアップし、自信にも繋がったと話します。

 

試行錯誤を重ね、挑戦し続ける!

 現在は、春どりのブロッコリーを栽培しています。2月に定植した苗は順調に生育しており、5月中旬頃から収穫する予定です。また今年4月にも苗を定植しました。順調にいけば6月頃に収穫が見込めるとのことです。試行錯誤を繰り返しながら、ブロッコリー作りに挑戦し続けています。 「梅雨、台風など、季節ごとに災害があるが、それらの対策をしっかり行い、できる限りのことをやっていけば、結果にも繋がる。栽培のポイントを押さえれば、時期を問わず栽培できる」と感じています。

 

「やるか、やらないか。選ぶのは自分」

 明広さんの好きな言葉は、『過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる』というものです。「やるかやらないか、選ぶのは自分。失敗したことを、誰かのせいにしたりしないのは当然のことで、気持ちを切り替えて明日に進んでいく。信念を持って、これからも農業を続けていく」と力強く話してくれました。(2016年4月)



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