生産者紹介

紀州の農業を支えていただいている生産者の皆さまをご紹介いたします。

【柑橘】由良町 山中 孝次(やまなか こうじ)さん

  • 農語り(生産者3)
  • 生産者1

「ゆらブランドのさらなる発展を!」
就農して41 年目、奥さんと共にゆら早生・温州みかん・晩柑を各70a(計210 a)栽培しています。就農当初は水稲・なすびも栽培していましたが、18 年前からは柑橘一本に絞っています。

こだわり

栽培について

 栽培管理について、ゆら早生・温州みかんは糖度を上げるため、マルチシートを敷き生長を抑えつつ、有機配合肥料の調合を工夫しています。

また、水田を転換し栽培している園地では、なかなかみかんに糖度が乗らず、品質を高めるのに苦労したそうです。そんな中でも、孝次さんは「栽培が難しい分、面白みがある」と笑顔で話します。

 

果樹部会 部会長として…

八朔(晩柑)の消費拡大・廃園防止への取り組み

 現在、孝次さんはひだか北部販売課管内の果樹部会で部会長を務めており、様々な取り組みに尽力しています。

 由良町は元々八朔を主体に生産していましたが、近年ではその消費量が減少しています。県外の生協と協力し、簡単な皮のむき方、八朔を使った料理を紹介するなど、消費に繋がる取り組みを展開し、部会としても県内外への積極的な消費宣伝活動に努めています。

 また、廃園になりそうな園地を意欲ある生産者に利用してもらう仲介役を果たすなど、重要な役割を担っています。

 

若手生産者へメッセージ

 「柑橘栽培地としては、決して条件的に恵まれていない当産地を先人達が探究心と努力で『ゆらブランド』と言われるほどの産地に発展させました。農業を取り巻く状況はかなり厳しいものではありますが、農業は食料を生産し、人の命を守り又、地域産業発展に不可欠で素晴らしい職業です。これからも若者らしい知識と発想でブランドを守り、発展させてほしい」と話してくれました。

                                       (2014年5月)

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