生産者紹介

紀州の農業を支えていただいている生産者の皆さまをご紹介いたします。

【花き類】印南町 池田 晃(いけだ あきら)さん

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「こだわりの作物づくりで、未来へ続く農業を目指す‼」
スターチス、カスミソウ合わせて80a、葉菜類、梅、小玉スイカなどを、両親・奥さんと栽培しています。現在、みなべいなみ花き部会の部会長を務めています。

こだわり

日本農業賞 

全国優秀賞を受賞!

 JA紀州みなべいなみ花き部会は部会員96人、スターチス、カスミソウ、スィートピー、千両など各専門部に分かれ、それぞれの栽培に取り組んでいます。

 今年、第44回日本農業賞 集団組織の部で、同部会は全国優秀賞を受賞しました。日本農業賞は、意欲的に経営や技術の改善に取り組み、地域社会の発展にも貢献している農業者、集団組織を表彰するものです。部会長を務める晃さんは受賞にあたり「自分たちが取り組んできたことが評価されて嬉しい。部会を作った先輩方、部会を一緒に盛り上げてくれる仲間たち、そして豊かな風土に感謝したい」と話します。

 

全国で評価されたみなべいなみ花き部会の取り組み

 部会では、花の品質、鮮度、日持ちにこだわり、さらに環境を配慮した栽培に取り組んでいます。10年ほど前から、ELF(エルフ)バケットシステム【湿式輸送流通システム】を使用した出荷方法を採用しています。段ボール出荷に比べ輸送コストはかかるものの、バケットは繰り返し使うことができるため環境に優しく、鮮度が保てることから市場からも高い評価を得ています。

 また農家個々の作業の中で、バケットを使用することで花へのストレス軽減と、作業の効率化にも繋がっています。試行錯誤を重ねて現在の方法にたどり着き、時期や品目に合わせ、ELFバケットと段ボール出荷を使い分けています。

 栽培管理面でも、専門部ごとに定期的に園地を周り、生育状況や問題点などを確認し、部員相互で栽培技術の向上に努めています。

 

未来へ続く部会に!

 晃さん自身が栽培で気をつけていることは、潅水と施肥を適期に行うことや、遅れずに採花することなどです。

「苦労もあるけど、農業が楽しくなってきた」と笑顔で話し、今後の抱負については「部会全体が、ほかの産地に負けない高いレベルの意識をもって、消費者や市場のニーズに応えるために栽培に取り組んでいる。未来へ続く部会となるよう、農業に対し誠実に、これからも努力していきたい」と語ってくれました。

                                       (2015年3月)

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