生産者紹介

紀州の農業を支えていただいている生産者の皆さまをご紹介いたします。

【柑橘】由良町 桶田 幸広(おけだ ゆきひろ)さん

  • 桶田幸広さん
  • はっさく

「美味しいはっさくを作り続ける!」
はっさく90a、ゆら早生25a、早生温州20a、中生みかん20a、セミノール10a、水稲140a、野菜10a などを奥さんと二人で栽培しています。

由良町特産の樹上越冬はっさく

 さつきはっさくは、由良町の無霜地域の特性を生かし、樹上で越冬させて(3月頃まで樹に実らせておく)、収穫後すぐに出荷します。噛むと果汁がはじける独特の食感と、はっさくの中でも特に糖度が高いことから市場・消費者から高い評価を得ています。

 

こだわり

栽培管理について

 栽培管理では、除草をしすぎないこと、樹によって肥料などのやり方を変えることで、園地を最適な状態に保っています。

 1月下旬頃までに、樹上選別を行い、実を摘果して成る量や大きさを調節します。以前は大玉中心の栽培をしていたそうですが、現在は糖度を重視し、消費需要に合わせてL~2Lサイズのものを中心にとれるように心掛けているとのことです。3~4月頃の収穫まで長期間にわたり樹に成らせておくため、樹上選別は重要な作業になると言います。

 また改植に取り組み、幸広さんの園地では、実の成りが良い15~20年の樹を、園地全体の4割程にすることを目指しています。

 栽培する中で大変なことは、急斜面での収穫作業だそうです。急峻な山での栽培は、水はけが良いなどの利点もありますが、作業中の転倒や怪我には十分注意しているとのことです。

 

糖度アップではっさくの消費拡大を!

 幸広さんのこだわりは「樹からもぎたてのはっさくをお客さんに食べて頂くこと」です。「甘くて美味しいはっさくを食べていただき、はっさくの美味しさを知ってもらうことが一番の消費拡大につながっていく」と考え、そのために、栽培するはっさくの5割以上を、糖度12度以上で出荷することを目指しています。また、「自分自身の健康管理をしっかりして、1年でも長く、美味しいはっさくを作り続けたい」と話してくれました。

                              (2015年2月)

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