代表理事組合長

　　　　　　 芝　光洋

新年あけましておめでとうございます。

組合員・地域の皆様方におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

　昨年を振り返りますと、天皇退位に伴う改元によって、「令和」という新たな時代が幕を開け、日本の歴史において非常に大きな節目となる年となりました。

　我々ＪＡグループにとりましても、昨年は、５ヵ年にわたる「農協改革集中推進期間」が終了した重要な年であり、それまでの間、「農業所得の向上」、「農業生産の拡大」、「地域の活性化」を目標とする「ＪＡ自己改革」の実践に、グループが総力を挙げて取組みを進めてきたこともあり、その努力と成果に対して政府からも一定の評価を得るに至りました。

　しかしながら、昨年実施いたしました「ＪＡの自己改革に関する組合員アンケート」から、ＪＡの事業や取組みについて多くのご意見やご要望をいただいていること、また、一方では、人口減少や高齢化の進展、農業生産基盤の脆弱化など厳しい情勢に対応した事業・経営基盤の確立が急務となっていることなど、依然として、立ち向かうべき課題が多く残されています。

　当ＪＡでは、昨年６月に開催しました第５回通常総代会において、「ＪＡ紀州ブランドの確立と、地域農業の振興による農業所得の向上」、「生活インフラ機能の発揮と、地域の活性化により、安心できる豊かな地域社会の実現」、「強固な組織基盤と安定した経営、活力ある職場の構築により、信望が厚いＪＡの実現」の３つのビジョンのもと、その実現とともに自己改革の実践を意識した新たな施策をとりまとめた「第２次中期３ヵ年計画」を決議しました。

　組合員の営農と暮らしを守り、地域に無くてはならない存在になることを信念に、「第２次中期３ヵ年計画」・自己改革の実践に向けて、役職員が一体となって取り組む所存でございますので、引き続き、当組合の事業運営や取組みについて、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、年頭にあたってのご挨拶とさせていただきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和２年１月

　代表理事専務理事

　　  津村　耕平

総務担当常務理事　金融共済担当常務理事　営農販売担当常務理事　購買店舗担当常務理事　　　　常勤監事

　　 東　忠　　　　　　 西山　崇　　　　　　    本谷　昌平　　　  　　中筋　康浩　　　　　  田原　幹雄