代表理事組合長

　　　　　　 芝　光洋

　新年あけましておめでとうございます。

　組合員・地域の皆様方におかれましては、新型コロナウイルス感染拡大により不安が募る中ではありますが、新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、感染拡大防止にご尽力いただいている医療従事者の皆様をはじめ、生活を支えていただいている皆様に心より感謝を申し上げます。

　昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に話題がほぼ独占された１年となりました。日本国内では、緊急事態宣言発令によりあらゆる業界が過去に類を見ないほどの大打撃を受け、当ＪＡにおきましても、特に、主産品である生花の販売で、冠婚葬祭等イベント激減の煽りを受け、需要が低迷しました。

一刻も早く治療薬の開発が進み、コロナ禍が終息するよう願うばかりであります。

　さて、ＪＡを取り巻く情勢ですが、農協法５年後検討条項として保留されてきた「准組合員の事業利用規制」について、本年３月に政府より結論が出されるほか、農林水産省や規制改革推進会議が、長引くマイナス金利を要因とした厳しい経営環境を背景に、農協経営の持続性について懸念を示している状況にあります。

　これを受け、ＪＡ全中は、不断の自己改革に加え喫緊に対応すべき重要課題として、経済事業の収支改善や店舗・ＡＴＭの再編等を中心とした「ＪＡ経営基盤の確立・強化」を掲げており、これに呼応した取組みが全国的に加速するなかで、マイナス金利による影響のほか、人口減少や高齢化の進行による事業基盤の縮小など、厳しい環境に直面している当ＪＡにおきましても、事業・経営基盤の強化が急務となっています。

　本年は、「第２次中期３ヵ年計画」の実践最終年度を迎えると同時に、地域農業やＪＡの将来を見据えた新たな経営計画を策定する年でもあります。

　現在の難局を乗り越え、ＪＡが、将来に亘って組合員の営農と暮らしを守る組織として存在し続けられるよう、組織再編を含む経営基盤強化対策に取り組む所存でございますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、年頭にあたってのご挨拶とさせていただきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和３年１月

　代表理事専務理事

　　  津村　耕平

総務担当常務理事　金融共済担当常務理事　営農販売担当常務理事　購買店舗担当常務理事　　　　常勤監事

　　 東　忠　　　　　　 西山　崇　　　　　　    本谷　昌平　　　  　　中筋　康浩　　　　　  田原　幹雄